イオンモバイルの全てが解る!最安級の料金や評判など全解説

イオンモバイルの全てが解る!最安級の料金や評判など全解説

利用料金が高止まりしている大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)に代わり、国内では格安スマホに乗り換える人が増えてきました。また、その流れに乗って事業者の数も恐ろしい勢いで増えています。

知名度があるサービスだと「楽天モバイル」「LINEモバイル」「Y!mobile(ワイモバイル)」など。テレビCMやネットの広告で一度は目にしたことがあるはず。

そこで今回は、ひしめく格安スマホ市場で”業界最安級”と話題の「イオンモバイル」を紹介させてもらいます。

その名の通り、日本有数の商業施設を運営しているイオン株式会社のグループ会社である「イオンリテール」が運営している格安スマホ。ただ、この分野にあまり親しみのないイオンの格安スマホはお得なのか?

どのようなメリット・デメリットがあって、どんなことに注意しなくてはいけないのか。なんら関係性はないので、超辛口で実態を暴いていこうと思います。

イオンモバイルのメリット

まずは、イオンモバイルのメリットから確認していきましょう。

  • プラン数が豊富で自分の用途に合った運用ができる
  • 公式アプリを使って通信速度を変えられる
  • シェア音声プランを利用して家族間でお得に使える
  • データ容量の繰り越しが可能
  • イオンでんわでお得に通話できる
  • 実店舗が全国に200店舗ある
  • イオンモバイルで契約できるandroid端末が豊富
  • 最低利用期間や解約金がない
  • 初期設定をイオンモバイルがやってくれる

プラン数が豊富で自分の用途に合った運用ができる

イオンモバイルでは、データ1GBプラン(月額480円)~シェア音声50GBプラン(月額7,280円)まで、合わせて41種類もの料金プランを用意しています。それぞれ「au回線・ドコモ回線」から選ぶことができ、自分の用途に合った運用プランを選ぶことが可能です。

  • 王道の「音声プラン」
  • データ通信のみの「データプラン」
  • 家族なら「シェア音声プラン」

さすがに41種類もの料金プランを紹介するのは面倒なので、上記3つの中でも代表的なものを紹介しておきます。

音声プランデータプランシェア音声プラン
500MBプラン980円
1GBプラン1,280円480円
2GBプラン1,380円780円
4GBプラン1,580円980円1,780円
6GBプラン1,980円1,480円2,280円
8GBプラン2,680円1,980円2,980円
12GBプラン2,980円2,380円3,280円
20GBプラン3,980円3,280円4,280円
50GBプラン6,980円6,480円7,280円
やさしいプランM.
(データ6GB)
1,580円1,080円1,880円
やさしいプランM.
(データ8GB)
1,980円1,580円2,280円

※ 「やさしいプラン」は60歳以上限定のプラン

さらに詳しい料金プランを確認したい場合は、イオンモバイルの公式サイトをご覧ください。

⇒イオンモバイルの料金プランページ

最低利用期間や解約金がない ※重要

イオンモバイルの見落とせないメリットのひとつが「縛りなし・違約金なし」の契約内容。

大手キャリア・格安スマホどちらでも最低利用期間と解約金は非常にやっかいな問題。「最低利用期間が長いから…」「解約金が高いから…」という理由で契約を保留にしたことがある人も多いと思います。

そんな消費者に不利な契約は、イオンモバイルだと心配無用です!それに加えて、解約金も一切発生しないので、いつでも気軽に乗り換えや機種変更が可能となります。

公式アプリを使って通信速度を変えられる

イオンモバイルが提供している公式アプリ「イオンモバイル速度切り替え」を利用することで、通信速度の高速と低速を切り替えれるようになります。

データ容量を抑えたいときは低速、大容量データをダウンロードするときは高速にするなど、意識して切り替えを行うだけで節約することができます。

それに加えて、「バースト転送(バーストモード)」というシステムもあり、これを使うことで低速通信だったとしても最初の読み込みのみ高速通信として使うことが可能。低速通信でありながらSNSや音楽ストリーミングなど軽い通信であればストレスなく使うことができます。

管理人
格安スマホはデータ容量の少ないプランで契約する人が多いので、データの無駄遣いを抑えられる機能は役立ちそう!

シェア音声プランを利用して家族間でお得に使える

イオンモバイル シェア音声プランを利用して家族間でお得に使える

イオンモバイルには、一つの契約に対して最大で5回線までデータ容量を分け与えることができる「シェア音声プラン」が用意されています。自分一人で複数の端末に使い分けることもできますし、家族でイオンモバイルを契約してシェアすることもできます。

通話機能付きSIMやSMS(ショートメッセージ)機能付きSIMにも対応しているので、自分の利用状況に合わせて利用できるの大きなメリットとなるでしょう。

ちなみに、SIMカードを1枚追加するには別途3,000円(税抜)の初期費用が必要です。

4枚目以降になると、1枚につきSIM利用料金として200円が月額料金に足された状態で請求がくるようになります。それに加えて、2枚目以降のSIMカードに通話機能を追加するなら700円、SMS機能を追加するなら140円/月が必要です。

それと、各SIMカードの名義は、契約者と同一であることが必要になります。必然的に、すべてのSIMカードが同一名義になるということです。

データ容量の繰り越しが可能

現在利用しているプランのデータ容量が余った場合、翌月末まで繰り越すことができます

これはau回線・ドコモ回線どちらも対応可能です。「今月は余り使わなかったから2GBも残って少しもったいなかったな…」という時も、翌月に繰り越せれば無駄なくデータ消費することができますね!

イオンでんわでお得に通話できる

イオンでんわでお得に通話できる

イオンモバイルには「イオンでんわ」と呼ばれる通話サービスがあります。

イオンでんわを使って通話すること、国内の通話料は半額(10円/30秒)にまで抑えることが可能です。イオンでんわ自体に登録料や利用料は必要なく、使い方も簡単で相手先の電話番号の前に「0037-691(プレフィックス番号)」を付けて発信するだけ。

さらに、専用アプリ「イオンでんわアプリ」を合わせて利用すれば、自動的にプレフィックス番号が付与されて利便性が増します。

このアプリはスマホのアドレス帳と同期できるので、登録などの作業は必要ありません。

管理人
通話料金が高そうなイメージの国際電話でも、32ヵ国に一律10円/30秒でかけることができます。

実店舗が全国に200店舗ある

MVNOは人件費などのコストを抑えるために実店舗を構えていないことが多いです。しかし、イオンモバイルは全国に200店舗以上も構えてり、新規申込み・プランの変更、相談サポート、故障や修理の受付、アフターサービスまで対応しています。

au回線でもドコモ回線でも関係なく対応可能です。「イマイチ使い方や設定のやり方が分からない…」という人には、設定サポートサービス(有料)もあり、この手の手続きが苦手な方には重宝するはず。

イオンモバイルで契約できるandroid端末が豊富

イオンモバイルで契約できるandroid端末が豊富

イオンモバイルでは幅広い種類のandroid端末を取り扱っています。

安さを重視する初心者モデルであれば10,000円代で買えますし、50,000円も出せばハイスペック端末を買うことも可能です。オンラインショップだけでなく、イオンモバイルの店舗に行けば触りながら直接目で見て確認することも。

日本特有のアプリや機能を使いたい人や、カスタマイズ性の高さを重視するならandroid端末を選ぶことをおすすめします。

⇒イオンモバイルの端末一覧ページはこちら

初期設定をイオンモバイルがやってくれる

「格安スマホを使うためにSIMフリーのスマホを用意したけど設定のやり方が分からない…」という人でも安心!イオンモバイル側が、商品を届ける前に初期設定を終わらせてくれています。

そのため、手元に端末が届いた時点ですぐに使うことができます。煩わしい設定問題を事前に解決してくれるのは大きなメリットと言えるでしょう。

管理人

持ち前のサービス力に加え、業界最安級の料金でかなり魅力あるサービスだと思います。

もちろん、デメリットを確認してからになりますが、それさえクリアすれば検討する価値のある格安スマホと言って良いでしょう。さすがイオングループですねw

イオンモバイルのデメリット

では次に、イオンモバイルのデメリットを確認していきましょう。

  • 無制限かけ放題がない
  • MNP転出手数料が高くなる可能性
  • スマホが使えない期間がある
  • 未成年は契約できない
  • WEB経由での解約ができない

無制限かけ放題がない

イオンモバイルには「10分かけ放題」というプランはありますが、無制限にかけ続けることのできるかけ放題プランがありません。その為、10分ごとにかけ直す必要があり、電話の内容によっては非常に煩わしいことになるでしょう。

例外として「050かけ放題」というオプションはあります。

こちらのオプションは月額1,500円で無制限にかけ放題になります。ただし、ネット回線を利用したIP電話なので音質は通常より劣ってしまうこと、そもそもの利用料金が安くないのはマイナスポイント。

できるだけLINEやSkypeなどの無料通話を使うことをおすすめします。

MNP転出手数料が高くなる可能性

これは「イオンモバイルから他社へ乗り換える際のMNP転出手数料」を指します。イオンモバイルに乗り換える際のMNP転出手数料ではないので注意してください。

イオンモバイルからのMNP転出手数料は以下のようになっています。

■2018年6月30日以前の契約
新規契約日から90日以内の転出手続き:8,000円
新規契約日から91日以降の転出手続き:3,000円
■2018年7月1日以降に契約
新規契約日から90日以内の転出手続き:15,000円
新規契約日から91日以降の転出手続き:3,000円

このように、90日以内で転出手続きを行うと手数料がかなり高です。また、2018年7月1日以降はさらに高くなってしまい、転出手数料だけで15,000円もかかってしまいます。

解約金を設定していない分、他のキャリアへMNPする際には割高な請求をしているようです。

他のMVNOの相場が2,000~3,000円ということを考えると、その高さが良く分かります。そのため、もしイオンモバイルと契約した場合は、最低でも90日以上使ってから乗り換えるようにしましょう。

管理人
調べないと分からないところで”せこいこと”をされるとガッカリしますよね。料金や契約面は良心的なんだから、こういったデメリットはぜひ排除していただきたい…。

スマホを使えない期間がある

他社からイオンモバイルに乗り換える場合、開通手続きのタイミングを任意で決めることはできません。

イオンモバイルを契約する際に「WEBから申込む」もしくは「後日配送お渡し店舗」を選ぶと、SIMカードが手元に届くまではデータ通信を行うことができないからです(※Wi-Fi設備がある場合は例外)。

もしWi-Fi設備もなく、使えない期間があるのは困る…という人は「ご契約即日お渡し店舗」にて申込むことをおすすめします。即日お渡し店舗は以下のページで確認できます。

⇒イオンモバイルの店舗一覧ページ

未成年(20歳未満)は契約できない

イオンモバイルの契約条件は「20歳以上であること、それを証明できる本人確認書類を提示できる人」となっており、未成年は契約することができません。また、無料貸し出しサービスの申込みも不可となります。

「未成年」と聞いて高校を卒業した18歳以上と感じる人も多いでしょうが、20歳以上の成人なので勘違いしないようにしましょう。それと、仮に20歳以上だったとしても、免許証など所定の本人確認書類がないと契約できません。

未成年、もしくは本人確認書類を持っていない人は親名義で契約してもらいましょう。

WEB経由での解約手続きができない

イオンモバイルの解約手続きは「店頭または電話」のみとなります。

インターネット経由での解約は行っていないので、受付時間を気にする必要や、受付時間内だとしても繋がるまでに時間がかかってしまうことがあります。

おそらく、解約するのを面倒に感じさせて継続させるのが目的でしょう。しかし、無駄な利用料金を払うのはもったいないので、解約することが決まったら、手間に感じてもすぐ手続きを行ってください。

店頭または電話での解約には以下の情報が必要です。事前に用意しておきましょう。

電話解約
  • 本人情報(氏名・住所・生年月日・電話番号など)
  • 解約対象のICCID(ドコモ回線はアルファベット2文字+数字13桁・au回線は数字19桁)
店舗で解約

電話番号:0120-025-260

  • 本人確認書類(免許証・各種健康保険証など)
  • 本人情報(氏名・住所・生年月日・電話番号など)
  • 解約対象のICCID(ドコモ回線はアルファベット2文字+数字13桁・au回線は数字19桁)

電話の解約窓口「イオンモバイルお客さまセンター」の営業時間は、10:30~19:30(年中無休)となります。

イオンモバイルと契約する際の注意点

イオンモバイルの契約前に確認しておくべき点を2つ解説します。どちらもデメリットになりえる重要なことなので見落とさないように。

iPhoneの取り扱いがない

イオンモバイルはSIMの契約だけでなく端末の販売も行っています。端末とセットで契約することで端末代が安くなったりお得な部分もあるのですが、取り扱っている端末はすべてandroidのスマホ。すなわち…

iPhoneは一切取り扱っていません。

元からandroidユーザーであれば問題ありませんが、iPhoneと一緒にセット契約しようと考えていた人は注意です。

イオンモバイルでiPhoneを使いたい場合は、事前に新品を別途購入する、または中古ショップやオークションを使って購入するなどしておく必要があります。

管理人
iPhoneの取扱いがないのは残念ですが、動作確認はほぼ全ての機種で問題ないようです。よほど古くなければ安心して使えるはず。

使い過ぎると通信速度制限にかかることがある

au回線およびドコモ回線のタイプ1で契約している場合、低速通信状態で直近3日間に366MB以上のデータ通信を行うと「低速通信に速度制限がかかっしまう」可能性があります。

解除するには、速度制限になった当日を除く直近3日間で「低速通信量を366MB以下の抑える」必要があります。そのため、最低でも当日含めて4日間は速度制限下で過ごさなくてはいけなくなります。

低速通信にしているから…と知らぬ間に366MBを越していることもあるので注意しましょう。

イオンモバイルの評判(良悪の口コミ)

ここまでの説明でイオンモバイルのサービス概要は理解できたと思います。ただ、利用している人、乗り換えを検討している人がどのように感じるのか?それこそ最も大切な情報なので、良い内容、悪い内容どちらも紹介しておきます。

高評価の口コミ

メリットの項目でもお伝えした通り、やはり「料金の安さ」「プランの豊富さ」は高い評価をされていました。

確かに、数々の格安スマホを調査してきた中で、イオンモバイルほど利用料金を安くしているサービスはほぼありません。それに加え、契約期間の縛りがなく、解約する際の違約金まで0円。

他社でも同じようなサービスはいくつかありますが、トータルの支払い額を抑えられる格安スマホとしてはトップクラスでしょうね。

管理人
あとは、あなたが現在使用しているスマホがなにか?なにを一番重視しているか?など、利用環境次第です!

低評価の口コミ

安さには定評のあるイオンモバイルですが、インターネットを利用するうえで最も肝心な「通信速度」に不満の声がちらほら。

まぁ、速度に関しては利用するエリアや、建物の構造、使用する端末にも関係するので、口コミを100%信用することはできません。しかも、大手キャリアを使っていても速度低下を感じることはありますし。

どちらにしても”格安スマホ”ということをお忘れなく。速度を重視したいなら大手キャリアをご検討ください。

それともうひとつ、MNPで90日以内に転出する場合「15,000円の違約金」が掛かるのを気にされている方がいました。3ヵ月以内に解約しなければ良いだけのことですが、海外渡航が決まっている場合などはご注意くださいw

まとめ

イオンモバイルについてここまで掘り下げたのは初でしたが、スマホの乗り換えを検討している身としてかなり興味を抱いていますw

「LINEモバイル」や「Y!mobile」といったメジャー回線よりも安く、解約をいつしても良いのは大きなメリット。正直、携帯なんてLINEなどのSNSと、簡単な通話さえできればOKなので、乗り換えの候補に入れようと思います。

最後に、料金やサービス面を一つずつ比較するのはほんと大変です。当サイトではその手間を代わりにするのが目的なので、今回の記事が少しでも参考になったのであれば、他の記事もぜひ読まれてください!