マンションやアパートの光回線が遅い!その原因と対策&おすすめ光回線

マンションやアパートの光回線が遅い!その原因と対策&おすすめ光回線

「光回線付きのマンションに引っ越してきたけど通信速度が遅い…」このような悩みを抱えている人は少なくありません。

そこでこの今回は、なぜマンションやアパートなどの集合住宅で、なぜ光回線速度は遅くなりやすいのか?原因と対策を解説するとともに、マンションで利用する際におすすめの光回線も紹介していきます。

以下にひとつでも該当するなら必見です。

  • ユーチューブなどの動画を視聴する
  • オンラインゲームをやっている
  • 重たいファイルを扱うことがある

インターネット回線に詳しくない方向けにやさしく説明しますが、どうしても理解できない場合は気軽に問い合わせください。

「光回線が遅い」とはどの程度のスピードか?

利用するサイトやサービスによって必要な回線速度は違うので、主要なものを例に”速度の基準値”を紹介しておきます。

ストレスを感じない通信速度

使用例通信速度目安
ネットサーフィン10Mbps以上
動画の視聴10Mbps以上
オンラインゲーム30Mbps以上
ネット配信30Mbps以上

まずはあなたの部屋の通信速度とこちらの表を照らし合わせてみてください。

こちらはあくまで「これぐらいの速度が出ていれば、比較的スムーズに鑑賞したりプレイができる」といった数値です。逆にいえばこの速度を大きく下回ってしまうと、なかなか動画が再生されない、よく止まるなどの現象が発生しやすいでしょう。

なお、どの光回線も「最大◯Mbps」などと情報を公開していますが、これはあくまで最大値です。ここで参考にしたいのはあなたの部屋の実測値。上記のような情報だけを信用しないように。

実測値が分かる回線速度測定サイト

回線速度の測定は専門サイトで出典:Fast.com

ご存じだとは思いますが、あなたが”今利用している”インターネットの回線速度は測定できます。

通信速度測定」などとググれば他にも測定サイトは沢山あります。1サイトではなく複数のサイトで試すことをおすすめします。

ちなみにマンションの場合は、計測する時間帯や曜日によっても通信速度に差が現れやすいのでご注意を。昼と夜、平日と休日というようにさまざまなパターンで計測してみましょう。

マンションの光回線が遅い原因・5つ

マンションの光回線が遅い原因は主に5つに分けられます。あなたの部屋の通信環境と照らし合わせてチェックしてみてください。

工事不要なVDSL配線を使われることが多い

近年どんどん増えている「光回線・インターネット完備」のマンション。面倒な回線工事の手続きも要らず、入居後すぐにインターネットが使えるというのは大きなメリットですよね。

しかし、このような光回線完備のマンションの中には「VDSL配線」を利用していることがあります。

VDSL配線とは、マンションへと引いた光回線を電話回線によって各部屋につなげるといった仕組みのものであり、電話回線さえあれば工事がいりません。そのようなメリットからVDSL配線を使うことが多いのです。

ただ、VDSL配線はそのほかの配線タイプと比較して圧倒的に不安定。せっかく光回線を引いていても、VDSL配線でつなぐことで本来の実力の半分も発揮できないレベルになってしまいます。

管理人
VDSLは一昔の回線だと認識しておきましょう。いくら無料だったとしても、引越し先がVDSLだったら自分で光回線を契約した方が無難です。

配線方式の見分け方

実際にVDSL配線かどうかを見極めるためには、インターネットの接続口をチェックしてみてください。

接続口がモジュラージャック、いわゆる電話線を指す穴しかなければVDSL配線方式です。一方、光コンセントという記載のある穴があれば「光配線方式」で、LANコンセントの穴があれば「LAN配線方式」です。

ちなみに、回線速度は「光配線方式⇒LAN配線方式⇒VDSL配線方式」の順に遅く、安定しなくなっていきます。

1本の光回線をマンションの住民全員で共有している

マンションではプロパイダから光回線を1本引き、そこから分岐させてすべての部屋に回線をつないでいます。そのため、ネット使用者が多ければ多いほど回線が混み合い、通信速度が遅くなるのです。

「昼は速いのに、夜は遅い」という状況であれば、主な原因は混雑によるものでしょう。たいていの場合は、帰宅後くつろぎはじめる人の多い20時~0時に通信速度が遅くなります。

ケーブルやルーター、ソフトウェアに問題が起きている

時間や曜日に関係なく常に遅いや、以前は問題なく使えていたのがいきなり遅くなったという場合は、使用している機器などに問題があるかもしれません。

  • コンセントやケーブルが抜けていないか
  • ルーターやハブが故障していないか
  • インストール済みのソフトウェアやアプリの挙動

まずはこれらを確認してみてください。

ソフトウェアやアプリの挙動については、なかでもセキュリティソフトによってパソコンやスマホが重くなることはあります。セキュリティソフトがいくつも入っているようならひとつに絞ったり、ウイルスチェックの頻度が高すぎるようであれば設定を変更してください。

また、セキュリティソフト以外でも「新たなソフトウェアやアプリを入れてから遅くなった」という場合には、一度そちらをアンインストールしましょう。

プロパイダの設備に問題あり or 質が悪い

光回線は大元の企業(フレッツ光やauひかりなど)から、プロパイダ企業(ぷららやBIGLOBEなど)を仲介して、私たちの元まで届きます。

そんな仲介点であるプロパイダですが、使用している設備はピンキリです。そのため、大元の企業が同じでも通信速度には差が出ることも…。

この点のチェックには、プロパイダを介さない場合の通信速度を測定できるサービスを利用しましょう。フレッツ光など一部の企業の公式サイトで公開されています。

年々、光回線を使用するユーザーが増えている

近年、光回線はどんどん安くなり、ネットのヘビーユーザーもライトユーザーも光回線を持っているのが当たり前といった時代になってきました。

しかし、これによって以前よりも光回線そのものが混雑化。そのうえユーザーが利用するデータ容量も年々大きくなっています。

そのため、大手の光回線ほど全体的に通信速度が遅くなってきていて、改善をユーザーからもプロパイダからも迫られているといった現状にあるのです。

マンションの光回線速度を改善する3つの方法

マンションの光回線速度を改善する3つの方法

マンションの光回線速度が遅い原因を理解したところで、改善する方法もチェックしていきましょう。

別企業の光回線へ変更

プロパイダごとにも速度差があると言いましたが、大元である光回線そのものが混雑化してきている今、できることならプロパイダだけでなく光回線そのものを変更するのがベターでしょう。

ただ、マンションの場合は光回線の変更に「管理人や管理会社の許可」が必要となります。事前に変更が可能かどうかを問い合わせてみてください。

なお、許可がおりなかったり、マンションの構造上工事ができない可能性もあります。そのような場合には、モバイルWi-Fiを利用するのもひとつの方法です。

通信機器やルーター、ケーブルを変更

備え付けの設備の質が悪い、もしくは故障しているようなら交換・購入して付け替えましょう。

Wi-Fiルーターの寿命は5年程度だと言われています。劣化していくと通信速度が落ちるため、あまり長く使っているようであれば買い替えがおすすめです。

また、ルーターやモデムをつなぐ際に使用する線が長すぎたりはしていないでしょうか。長いほうが便利と考える人も多いのですが、その長さが通信速度の遅い原因となるケースもあります。程よい長さのものに買い替えましょう。

そのほかにも、LANケーブルも古いものだと規格が高速通信に対応していない恐れがあります。規格は「CATEGORY7」などというようにケーブルそのものに記載されているので、最低でも「CATEGORY5e」以上のものにしてください。※CATEGORY5はNG

プロパイダに問い合わせる

プロパイダ側に原因がありそうな場合には、プロパイダに電話で問い合わせてみましょう。このとき、すでにルーターのチェック等は済んでいることを伝えると、その後がスムーズです。

プロパイダごとに対応は違いますが、筆者のケースですとプロパイダの通信機器から、マンションの通信機器、部屋の通信機器まで調べて原因を調査してもらえました。

ただ、プロパイダができるのはそれらの機器に故障がないかを確かめる程度のことでしかありません。通信機器の質に問題があるようであれば、部屋内の機器を市販のものに買い替えたりと、自腹を切る必要があります。

マンションでも速度が速いと評判の光回線

最後にマンションでも速度が高いという口コミを集めている光回線「NURO光」と「au光」を紹介します。

NURO 光「通常プラン」

プラン月額料金
通常プラン4,743円
期間限定:980円

NURO光には、通常プラン(実際のプラン名は「NURO光」なものの混乱を招くため、通常プランと記載)のほか、NURO光forマンションという2種類のプランが用意されています。

前者はNURO設備未導入でも利用できますが、後者は導入済でないと利用できない代わりに利用者の人数に応じて月額料金が安くなるのがポイント。

しかし、純粋に通信速度を求めるのであれば、断然、回線が混雑することのない通常プランをおすすめします。

そのうえ、2019年9月16日(月)~9月30日(月)までの申し込みなら、月額料金が1年間ずっと980円になるキャンペーンも実施中!この割引により工事費用が無料実質になるので、気になっているなら今が申し込むチャンスです!

NURO 光「通常プラン」のメリット

NURO光は最大通信速度2Gbpsを誇る光回線です。この通信速度はNURO光の独自開発によるものであり、最大通信速度1Gbpsが一般的であることからもその凄さはわかるでしょう。

そのため、通信速度を重要とするオンラインゲームにおすすめの光回線として紹介されることも多いです。

口コミでもこの通り。驚きの通信速度を叩き出している画像が多く投稿されています。

また月額料金4,743円は、直接部屋に光回線を引くプランとしては相場から見てもなかなかお手頃!通信速度を重視しながらも月額料金を抑えたいという人にぴったりでしょう。

NURO 光「通常プラン」のデメリット

NURO光は今のところ下記の地域でしか利用できません。

  • 関東1都6県:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
  • 東海4県:愛知、静岡、岐阜、三重
  • 関西2府3県:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
  • 九州2県:福岡、佐賀

こればかりは仕方がないとはいえ、対象地域でない場合にはほかの選択肢を選ぶしかないでしょう。

au光「マンションミニギガ」

プラン月額料金
ネットのみ5,000円
ネット+テレビ5,500円~
(auスマートバリュー)ネット+電話5,500円
(auスマートバリュー)ネット+電話+テレビ6,000円~

au光の「マンションミニギガ」は、ネットのみであれば毎月5,000円(プロパイダ料、機器レンタル料込み)で利用が可能です。

別途、新規登録料と工事費用が必要となりますが、現在「auひかりマンションシリーズ」は月額利用料から合計最大30,000円の割引をおこなうキャンペーンを実施中!

つまり、工事費用は実質0円。新規登録料の3,000円だけでマンションに光回線を引けます。

au光「マンションミニギガ」のメリット

au光のマンションギガは、最大速度1Gbpsの光回線を部屋まで直接引き込むことが可能。そのため、VDSL配線ゆえに光回線の効果を十分に感じられなかった人におすすめのプランです。

口コミでもマンションミニギガの速さのほか、契約期間の縛りがない点についての好評価が見られます。

また、マンションミニギガには「お得プランA」と「標準プラン」がありますが、お得プランは2年単位の契約縛りがある代わりに「おうちトラブルサポート(月額:400円)」が無料で付帯!水回りやエアコンの故障といった身の回りのトラブルに駆けつけてもらえます。

一方、標準プランにはおうちトラブルサポートがつかない代わりに契約期間の縛りがなし!お好みで選んでみてください。

au光「マンションミニギガ」のデメリット

au光マンションシリーズの最大のデメリットともいえるのが、利用できるプランがマンションごとに決まってしまっているという点でしょう。そのため、「マンションミニギガを使いたい!」と思ったら、賃貸選びの時点で使えるマンションを探さないことには現実的ではないのです……。

ただ、マンションに住みながら一戸建て並の通信速度を得られるため、引っ越しを考えているのならぜひ参考にしてください。

なお、どのプランが利用できるかはマンションの郵便番号が分かればau光の公式サイトにて検索可能です。

マンションの光回線は遅いのが基本!改善方法を試すしかない!

今回解説してきたようにマンションの光回線は一般的に遅い傾向にあります。しかし、だからこそ改善するための対策は必須ともいえるもの!ぜひこの記事で紹介した改善方法にチャレンジし、快適なネットライフを手に入れてください。

それと、ネット回線を申込み(乗り換え)する際、キャッシュバックなどの特典をお忘れなく。回線によっては3万円以上もらえるので、最大限のお得を手にしましょう。