WiMAXの契約前に知っておくべき3項!メリットやおすすめプロバイダも

WiMAXの契約前に知っておくべき3項!メリットやおすすめプロバイダも

手軽に自宅にWi-Fiを導入できる手段として、固定回線ではなくWiMAXを選ぶ人が増えています。

WiMAXはWi-Fiに詳しくない人でも手軽に利用できる一方で、固定回線では見られない独自の注意点やメリットがあります。WiMAXを導入するメリットやデメリット、おすすめの機種やプロバイダなどを紹介していきます。

ただ、ご存じの通り「通信速度」に関しては、有線で繋ぐ光回線には勝てません。速度重視の方は光コラボ・auひかりなどがおすすめです。

WiMAXを導入するメリットを紹介!

WiMAXを導入するメリットを紹介!

まずは自宅用のネット回線にWiMAXを利用するメリットを確認していきましょう。

最短で即日Wi-Fiが使える

WiMAXのメリットとして真っ先に挙げられるのが、申し込みからWi-Fi開通までの期間が短い点です。

光回線の場合、申し込みをしてもすぐにWi-Fiが使えるようになるわけではなく、工事までに数週間待たなければならないケースが一般的です。

それに対してWiMAXの場合、回線工事などの手間なく即日での利用が可能。帰宅後は端末の電源を入れるだけですぐにWi-Fi通信が可能となります。

その為、急いで自宅などにWi-Fi環境を導入したい方には最適なサービスと言えるでしょう。

立ち会いの工事が不要

導入の際に工事が不要なのもWiMAXの大きなメリットです。

従来型の固定回線の場合、立ち会いの工事が必須となっていますし、工事業者のスタッフを部屋に入れる必要があります。

工事対応は平日のみというケースも珍しくなく、一人暮らしの社会人の場合、工事の立ち会いのためにわざわざ休みを取らなければならずに面倒だったという声もよく聞きます。

加えて、一人暮らしの若い女性の場合、男性の工事スタッフを部屋に入れなければならないため、導入には一定のリスクが伴います。

その点、WiMAXは工事などは一切不要なので、一人暮らしの女性でもノーリスクでWi-Fiを導入できます。また、立ち会い工事のためにわざわざ仕事を休む必要もないため、特に単身生活を送っている人が契約しやすいサービスと言えるのです。

配線周りがスッキリする

光回線でWi-Fiを利用する場合、別途Wi-Fiルーターが必須となります。

契約した業者から購入orレンタルしたモデムだけではWi-Fi通信はできず、モデムとルーターを接続し、ルーターの設定を済ませることでようやくWi-Fiが利用可能となります。

モデムとルーターはケーブルで接続する必要がありますし、モデム・ルーターともにコンセントから電源を供給する必要があります。2台分の端末に加えて、ケーブルや電源コードなどによって配線周りがゴチャゴチャしてしまい、部屋の景観を損ねてしまいがちです。

しかし、WiMAXはモデムとルーターが一体化したような仕組みとなっているので、設置する端末は1台で済み、モデムとルーターをつなぐケーブルも当然不要なので配線周りがスッキリします!

モバイルルーターはコンパクトでどんな場所にも置くことができ、ホームルーターはオシャレなデザインでどんな部屋にも馴染むので、部屋の景観を損ねることなく導入できます。

WiMAXを契約する際に知っておきたい注意点

WiMAXを契約する際に知っておきたい注意点

WiMAXを契約するメリットについて確認が済んだところで、続いてはWiMAXを契約する際に知っておきたい注意点を解説していきます。

ギガ放題プランでも速度制限がかかることがある

WiMAXを利用する上で特に気をつけたいのが「速度制限」です。

WiMAXには毎月のデータ容量の制限がなく、無制限で高速データ通信がし放題のギガ放題というプランがあります。ただ、ギガ放題プランを契約した場合でも、使い方次第では速度制限がかかってしまうことがあるのです。

速度制限がかかってしまう具体的なケースですが…

連続する3日間でのデータ使用量の合計が10GBを超えた場合、その翌日の午後6時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が制限される、という内容となっています。

具体的に数字を用いてシミュレートすると

日付1日2日3日4日5日6日7日
データ使用量3.1GB5GB2.9GB1.8GB
18時から制限
6.1GB1.2GB
18時から制限
2.1GB

以上のような使い方をした場合、1日~3日目までのデータ使用量の合計が11GBとなっているので、4日の18時~5日の2時まで速度制限がかかります。

2日~4日目のデータ使用量は9.7GBなので速度制限はかかりませんが、3日~5日目のデータ使用量は再び10GBを超えているので、6日の18時から7日の2時まで速度制限がかかることとなります。

4日~6日目のデータ使用量は9.1GB、5日~7日のデータ使用量は9.4GBと10GBを超えていないので、7日や8日の18時から速度制限がかかることはありません。

なお、速度制限がかかると通信速度は最大で1Mbps程度となります。

1Mbpsの通信速度ですと、LINEの無料通話や簡単なブラウジングなどは全く問題なくできます。You Tube等の動画も標準画質であればスマホで問題なく再生できます。

高画質の動画再生やネットゲーム等は流石に厳しいですが、1Mbpsの速度でも大抵のサービスは利用できます。

大手携帯キャリアで速度制限がかかった際、スマホの通信速度が128kbpsとなることを考えると、1Mbpsの速度制限は比較的優しい制限と考えられます。

キャッシュバックは受取期限があるケースがほとんど

多くのWiMAXのプロバイダでは、ネットから申込みをすることで多額のキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。

中には3万円を超えるキャッシュバックを実施ているプロバイダもあり、キャッシュバックキャンペーンをうまく利用することで実質の利用料金を大幅に節約できます。

しかし、キャッシュバックはすぐに受け取りができるわけではなく、受取期限が設定されているケースがほとんど。指定の期限内に受取手続きをしないとまったくキャッシュバックがもらえないため、予め把握しておくことが必要です。

キャッシュバックの受け取り方法はプロバイダによって異なりますが、WiMAXの利用開始から6ヶ月~12ヶ月程度経過した後に契約時に登録したメールアドレスにキャッシュバックの案内メールが届き、メールの案内に従って手続きをすすめるのが一般的。

案内メールにはURLが添付されていて、メールを受信してから概ね1ヶ月以内にキャッシュバックの受取口座を登録する必要があります。指定の期限内に受取口座を登録しないとキャッシュバックが受け取れなくなってしまう、という内容が多くなっています。

WiMAXの利用から数カ月後に案内メールが届くので、うっかり手続きを失念してしまうケースは決して珍しくありません。

タスク管理アプリやカレンダーアプリなどで受取手続きを忘れないように管理するか、キャッシュバックの受取り条件が難しくない代理店窓口から申込みしましょう!

地下などでは繋がりにくくなることがある

ワイモバイルのPocket WiFiは基地局から曲線的に電波の送受信を行っています。その為、通信速度は中速であるものの、障害物などの干渉を受けにくく、走行中の地下鉄の中などでも比較的安定した通信ができます。

一方、WiMAXは基地局から直線的に電波の送受信を行っているため、Pocket WiFiと比較して通信速度は高速であるものの、障害物の干渉を受けやすくなっています。

高層ビル街のビル内部で利用する場合や地下などで利用する際には通信が不安定になりがちで、快適にWi-Fiが使えなくなってしまうことが多々あります。

地下や障害物が多い場所で利用を考えている場合は、事前に「Try WiMAX」などのサービスに申込みするのがおすすめ。とりあえずお試しで利用をしてみて、不満がないか確認してください。

WiMAXのおすすめの機種を教えて!

WiMAXには様々な機種があるため、特に初めてWiMAXを契約する場合には機種選びに困ってしまうことが考えられます。利用シーン別におすすめの機種を紹介していきます。

主に自宅外での利用なら「SPEED Wi-Fi NEXT WX05」

SPEED Wi-Fi NEXT WX05出典:UQWIMAX公式サイト

外でWi-FiモデルのタブレットやPCを接続したり、スマホのデータ容量の節約を考えている等、主に自宅外での利用を考えている人におすすめなのが「SPEED Wi-Fi NEXT WX05」という機種です。

この機種は通信速度こそ下り最大440Mbpsとやや抑えめとなっていますが、その分コンパクトでバッテリーの持ちも良くなっています。

ハイスピードモード/スタンダード設定で利用した場合にはおよそ11.5時間連続通信が可能ですし、バッテリーの持ちを最優先とするハイスピードモード/エコモードで利用した場合にはおよそ18時間の連続通信が可能となっています。

出かける時に電源を入れ、あとはカバンの中に入れて電源を入れっぱなしにしていても1日中バッテリーが持つので、外で頻繁にWi-Fiを利用する場合でも快適に通信ができるのです。

加えて電波が弱い場所でも安定した通信ができる「WiMAXハイパワー」に対応しているので、建物の中でも比較的安心して利用できます。

自宅での利用がメインなら「WiMAX HOME 01」

自宅での利用がメインなら「WiMAX HOME 01」出典:UQWIMAX公式サイト

主に自宅での利用を考えていて、鉄筋コンクリート造のマンションに住んでいるため、通信安定性に不安を感じている人におすすめなのが「WiMAX HOME 01」という機種です。

この機種はワイドレンジアンテナやμSRアンテナ等の高性能アンテナを搭載しているうえ、電波が弱い場所でも快適な通信ができる「ビームフォーミング」や「WiMAXハイパワー」等が利用可能です。他の機種と比較して室内での通信が圧倒的に安定します。

また、同時に22台まで同時接続ができますし、LANポートも搭載しているのでLANケーブルを使った有線接続を行うことでより安定・高速の通信が可能となっています。

自宅中心なら「ソフトバンクエアー」もおすすめ

ソフトバンクエアー出典:ソフトバンク公式サイト

テレビCMなどでよく見かけるソフトバンクエアー。電源コードをコンセントに挿し込むだけで使える状態となり、煩わしい設定なども一切ありません。そういったメリットがあることから…

  • いつ引越しをするか分からないから工事したくない
  • 接続設定とかなるべくしたくない
  • 自宅で手軽にインターネットを楽しみたい

こんな方々にはきっと重宝するはず。

ただ、光回線と比べると通信速度は劣ります。オンラインゲームなど高速通信が必須となるサービスには不向きなので、用途に合わせた使い方が必要です。

以下の記事でメリット・デメリットなど詳細を説明してるので気になる方は是非。

目的に合わせて機種選びをしよう!

今回はバッテリーの持ちや通信安定性を考慮して2つ(他1つ)の機種をおすすめしましたが、他にも優れた機種は沢山あります。

例えば通信速度を重視する場合には「SPEED Wi-Fi NEXT W06」というモバイルルーターが良いですし、ホームルーターであれば「SPEED Wi-Fi HOME L02」なんかもおすすめです(どちらもギガビット通信に対応しています)。

自分がどのような使い方をしたいのか、速度を重視するのか通信安定性を重視するのかなど、目的や重視事項をはっきりさせて機種選びをすると、後悔してしまうリスクを軽減できると思います。

管理人
一点だけ注意してほしいのは、偏った口コミサイトを信用してしまうこと。特定のサービスを販売する目的のサイトが多いので、出来るだけ沢山の情報と比較するように。

お得に使えるおすすめのWiMAXのプロバイダ2選!

お得に使えるおすすめのWiMAXのプロバイダ2選!

WiMAXのメリットやデメリット、機種選びのポイントなどの確認が済んだところで、続いてはおすすめのプロバイダを紹介していきます。

WiMAXは20社以上ものプロバイダがサービスを提供しています。各社ごとに毎月の基本使用料やキャッシュバックキャンペーンの内容は異なるため、結局どこと契約すればよいの?と困ってしまう人は多いでしょう。

今回紹介する2社はお得度が高く、初心者でも安心して使えるおすすめのプロバイダと考えられます。

GMOとくとくBB

WIMAX GMOとくとくBB

GMOとくとくBB」は多額のキャッシュバックキャンペーンを随時実施していて、公式サイトから申込みをした場合には3万円以上のキャッシュバックがもらえます。

キャッシュバックを考慮すると、月額利用料金は業界最安水準!最新機種も全て無料なのでお得にWiMAXを使いたい人におすすめです。

ただし、キャッシュバックの案内メールが届くのは利用開始から11ヶ月目とやや遅く、案内メールを受信した後はその翌月末までに口座登録をしないとキャッシュバックが受け取れなくなってしまう点に注意が必要です。

Broad WiMAX

WIMAX Broad WiMAX

Broad WiMAX」はGMOとくとくBBのように多額のキャッシュバックキャンペーンこそ実施していませんが、その分月額利用料金が安い点に特徴があります。

基本使用料が安くなっているので、キャッシュバック手続きが面倒だという場合や手続きの失念が心配な場合には「Broad WiMAX」は候補に入れておくべき。

Broad WiMAXはクレジットカード支払いだけでなく、口座振替での支払いにも対応しています。しかし、口座振替支払いで契約すると高額な初期費用がかかってしまうため、できる限りクレジットカード支払いでの契約をおすすめします。

まとめ

WiMAXは手軽に自宅にWi-Fiが導入できますし、モバイルルーターを契約すればどこでも使えるので、スマホのデータ容量の節約にも効果的です。

通信安定性などは光回線と比較すると劣りますが、契約手続きや引越の際の手続きなども楽なので、特に単身生活をしている人に向いているWi-Fiサービスと言えます。

手軽にWi-Fiを導入したい場合、ぜひ導入ををおすすめします。