ソフトバンク光「WI-FIマルチパック」に1457円も料金払う価値ある?

ソフトバンク光「WI-FIマルチパック」に1457円も料金払う価値ある?

「ソフトバンク光=スマホセット割」と言っても過言ではないでしょう。スマホ1台につき最大1,000円割引してくれる「おうち割 光セット」を活用すれば驚くほど安く利用することができます。

その「おうち割」を適用するのに必須となるオプションが「WI-FIマルチパック」です。

ただ、このオプションは多機能で優れているのに、全く活用しきれていない人が多すぎる…。せっかく利用料金を支払うなら最大限に活用してもらいたい!

という訳で、WI-FIマルチパックについて知って得する情報をお届けすることにしました。特に、ソフトバンクのスマホやタブレットを使っている人には重要なことなので、面倒でも最後までお付き合いください。

ソフトバンク光「WI-FIマルチパック」とは?

ソフトバンク光「WI-FIマルチパック」とは?

ソフトバンク光の「Wi-Fiマルチパック」とは、専用の機器(光BBユニット)に接続するだけで無線インターネットを楽しめるオプションサービスです。

セキュリティ機能の搭載や、高速通信規格にも対応しています。その為、ネット回線の知識がない人、無線LAN機器の選び方が分からない人には重宝するはず。

コードレスでネットを楽しめる

光回線を使用したブロードバンドであり、専用のモデムを通して、ケーブルなしの無線LANでインターネット回線にアクセスするというものです。現在のインターネットの主流でもありますが、やはり面倒なケーブルがないということは見逃せません。

スマホ・ゲーム機・パソコンなど多種多様

一度に複数の端末を利用できるので、使い方としてはインターネット接続ができるスマートテレビ、ノートPCや家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機などのインターネット接続のある端末を同時に利用できます。

光回線の高速インターネットなので、複数の端末を利用しても接続が遅くなるという心配がなく、安定した速度でネット利用できる点が魅力です。

BBモバイルポイントも利用可能

ソフトバンク光「WI-FIマルチパック」 BBモバイルポイントも利用可能

外出先においても、公衆無線LANである「BBモバイルポイント」が利用可能です。

BBモバイルポイントは、飲食店や主要な駅など上記画像のマークがあれば使用でき、自分のパケットを消費せずに無料WI-FIを利用できます。しかも、対象のポイントは全国の約5,000ヵ所!役立ってくれる機会は多いと思います。

料金は安くないけどあると助かるオプション

スマート家電などの急速な普及も影響し、従来のネット端末であるPCやスマートフォンだけでなく、いろいろなものがインターネット接続されています。そのため、多くの人が複数台のネット接続機器を持っている時代になってきました。

ソフトバンク光のWi-Fiマルチパックは、そのようなIT時代にマッチするオプションサービスと言って良いでしょう。

自宅で日常的にインターネットを使う機会のある人、ファミリー層におすすめです。一方で、無線機器を既に持っている人や詳しい人には不向きかもしれません。

Wi-Fiマルチパックの利用料金

Wi-Fiマルチパックの料金と、対象となるソフトバンクのサービスを紹介します。

3つサービスで利用可能

Wi-Fiマルチパックの対象となるインターネットサービスは…

  • Yahoo! BB 光 with フレッツ
  • Yahoo! BB 光 with フレッツコース
  • ソフトバンク光

上記3つのインターネットサービスが対象です。前者2つは、NTTを介したYahoo! BB 光のサービスで、今回紹介するのは光コラボレーションの「ソフトバンク光」となります。

WI-FIマルチパックの利用は光BBユニットが必須

WI-FIマルチパック990円
光BBユニットレンタル467円

ちょっと残念な報告ですが、WI-FIマルチパックを利用するには「光BBユニットレンタル」の申込みも必須となります。

WI-FIマルチパックの990円にプラスして、光BBユニットレンタルの467円も合わせて請求されるため、合算すると1,457円の月額料金となってしまいます。正直、オプション費用にしては安くないので、サービスがマッチしない場合は加入しない方が良いでしょう。

「おうち割 光セット」の適用にWi-Fiマルチパックは必須

セット割引「おうち割・みんな家族割」

テレビCMなどでもお馴染みの「おうち割 光セット」。ソフトバンクのスマホや携帯電話を契約している人が、自宅インターネットもソフトバンクにすると受けられる割引です。

1台あたり最大1,000円の割引が受けられ、サービスを継続している限りはずっと受けることができます。更に、家族も一緒に適用することができるので、4人家族なら毎月最大4,000円、年間で48,000円もコストカットできちゃいますw

但し、「おうち割 光セット」を適用するには条件があります。そう、WI-FIマルチパックへの加入です。

とはいえ、WI-FIマルチパックの料金は月額990円なので、スマホ1台の1,000円割引で相殺することができます。仮に1台であってもWI-FIマルチパックをタダで使えるのは大きなメリットです。

割引額についてはデータプランによって500円・1,000円と異なります。ご自身の契約プランを確認してから申込みしましょう。

割引額データプラン
1,000円
  • データ定額 50GBプラス
  • データ定額ミニモンスター
  • データ定額50GB、20GB、5GB
  • パケットし放題フラットfor 4G LTE
  • パケットし放題フラットfor 4G
  • パケットし放題フラットfor スマートフォン
  • パケットし放題フラットMAX for スマートフォン
500円
  • データ定額ミニ 2GB、1GB
  • パケットし放題フラット
  • パケットし放題フラットfor シンプルスマホ
  • ベーシックデータ定額プランfor 4G LTE
  • ベーシックデータ定額プラン for 4G
  • 4GLTEデータし放題フラット

光BBユニットレンタルの機能やメリット

光BBユニットレンタル」のサービス内容についてもう少しだけ紹介します。

光BBユニットってなに?

光BBユニット

光BBユニットとは、BBフォンというインターネット電話が使えて、無線LAN内蔵でインターネットが利用できる専用のルーターのことです。

光BBユニット1台あれば、機器を増やさなくてもWi-Fiの利用ができます。回線速度は最大1Gbps!それなりの速度が必要な動画視聴などでも、快適にインターネットを利用することが可能です。

通常、Wi-Fiルーターは家電量販店などで購入するもの。なので、自分で用意できるという方なら、Wi-Fiマルチパックは微妙なサービスになってしまうかも…。ただ、自分でルーター選べない方なら、多少お金が掛かっても光BBユニットをおすすめします。

ルーターレンタルの料金だけで見れば月額467円なので、普通に買うよりはコストを抑えられる可能性が高いです。

通話料無料のBBフォン

ソフトバンク光 通話料無料のBBフォン

光BBユニットレンタルのサービスで欠かせないのが「BBフォン」です。

BBフォンは、国内の一般・他社IP電話、およびに国際電話やそのほかの携帯電話などへの通話料が手ごろに抑えられた、インターネット回線を利用した電話サービス。一番の魅力は、BBフォン同士の通話料が無料になる点です。

一般的な固定電話より通話料のコストダウンが可能になり、光BBユニットがあれば、NTTのひかり電話・光電話(N)の利用が可能になるということもポイントです。

接続にわずらわしい設定なども不要で、無線LAN機能によりケーブルもいりません。わずかなレンタル料金を払うだけで、インターネットや電話がより便利でお得なサービスになります。

電話をする機会の多い人、在宅で仕事をしている人などは、打ち合わせで電話をする機会も多いでしょう。そういった方であれば、BBフォンを利用すると大きなコストダウンが可能となります。

光BBユニットを利用する2つのメリット

光BBユニットレンタルを利用するメリットは2つ!

2つのメリット

  • ソフトバンクの専用ルーター
  • スマホ代が毎月1,000円安くなる

まず一つ目は、光BBユニットがソフトバンク光の専用のルーターであるということ。最大速度を発揮できる”高速通信方式”が採用されているため、ルーターによる減速なく、快適な回線速度を保つことができます。

二つ目は、ソフトバンクのスマホの月額料金が1000円程度安くなること。この割引制度は「おうち割 光セット」と呼ばれ、この割引制度に一旦加入すれば、継続して割引が適用されるしくみとなっています。

ソフトバンクのスマホやを使っている人なら、絶対に「光BBユニット」を利用しましょう!

光BBユニットにはデメリットもある?

便利な機能がある一方で、光BBユニットにもデメリットが2つほどあります。

まず一つ目は「機器のレンタル料」です。レンタル料金が毎月467円掛かってしまうので、2年間利用するとなると11,208円を支払うこととなります。買うよりは安く済みますが、あくまでレンタルなので解約した後は何も残りません。

二つ目は「WI-FIマルチパック(990円)」の利用料が必要となること。ソフトバンクのスマホを使っていれば割引されるものの、そうでない方には決して安い金額とは言えないでしょう。

この2つのデメリットを理由にして、光BBユニットのレンタルをしない人は少なくないはず。しかし、実際に利用している私から言わせてもらうと、コスト以上の機能は発揮してくれます!

特に、日常的にインターネットを利用する人や、動画視聴などをよくする人には光BBユニットの利用はメリットが大きいといえます。

超高速の「IPv6高速ハイブリッド」に対応

IPv6接続で利用できる通信方式

光BBユニットは「IPv6高速ハイブリッド」に対応しており、高速通信方式でインターネットを楽しむことができます。

これまでは、IPv4という接続方式が使われていたのですが、最大で割り当てられるIPアドレスは43億個まででした。しかし、インターネット利用者や接続端末の急激な増加から、この数が不足してきました。そこで誕生したのが、新しい接続方式であるIPv6なのです。

IPv6では、2の128乗、約340澗(340兆の1兆倍の1兆倍)個のアドレスの割り当てが可能となり、ほぼ無限数のIPアドレスの使用ができるようになっていますw

管理人
訳わからない数ですが、とりあえず言えるのはほぼ無限で枯渇しないということです。

では、IPv6最新のテクノロジーを搭載した「IPv6高速ハイブリッド」とは具体的にどのようなものなのか?

一言で伝えると、渋滞していない道路を常に走行する仕組みです。自動的に空いている回線に切り替わるため、ハイブリッドと呼ばれています。

また、実はこのIPv6高速ハイブリッドは、光BBユニットだけで使える機能なのです。その為、市販のルーターだと通信速度もIPv6高速ハイブリッドに比べて劣ってしまいます。

以上のことから、光BBユニットがどれほど優れているのか理解できたと思います。

Wi-Fiマルチパックのセキュリティ機能

Wi-Fiマルチパックには鉄壁のセキュリティ機能が備わっています。しかも、情弱者でも設定できてしまう簡単さ!この機能を知らずに申込みしないでくださいw

ウイルス感染知らずのセキュリティ対策

ウイルス感染知らずのセキュリティ対策

インターネットを利用するうえで軽視できないのがセキュリティ対策です。

Wi-Fiマルチパックのセキュリティは、デフォルトの状態で様々な機能が備わっているので。それぞれの機能について軽く目を通しておいてください。

暗号化設定通信データを暗号化することによる盗聴やネットワークへの不正侵入や利用などを防ぐ
MACアドレスフィルタリング使用する端末のアドレスを登録でき、未登録の端末からは勝手にインターネットに繋げないようにアクセス制限をかける
簡易ファイヤーウォール機能接続された端末のIPアドレスが外部から特定できないようにし、不法な侵入を防ぐ
マルチSSID機能PCやゲーム機などで設定可能なセキュリティ機能が異なる場合、各端末に合わせた別々のセキュリティ機能の同時利用ができる

これだけの機能があるので、余程のことがない限りウイルス被害に遭うことはないでしょう。ただ、逆に心配に感じるのは、初心者にこの機能を発揮させる設定ができるのか…。

設定は超初心者でも一瞬で出来る

光BBユニットの「機能ボタン」を押すだけで設定完了します。ただ、設定する際は以下の2点だけ覚えておいてください。

  • 無線LANを利用する場合は”無線LANセキュリティ設定”を行う
  • 設定ではLANケーブルをパソコンに接続する

上記2点も一瞬で終わる設定内容です。これまで沢山のセキュリティソフトを購入してきましたが、これほど簡単なものはひとつもありませんでした。

Wi-Fiマルチパック及び光BBユニットの利用料金が掛かるとはいえ、市販で売られているセキュリティサービスに比べれば格安と言っても過言ではありません。

セキュリティ対策で迷われていた方は是非、前向きに検討されてください。

管理人
現在、Wi-Fiマルチパックのセキュリティのみで利用していますが、一度も被害に遭ったことはありません。機密書類などを扱わないならこれだけで十分だと思います!

WI-FIマルチパックは必要なく解約した方が良い人

Wi-Fiマルチパックにはさまざまなメリットがあるため、個人的には超おすすめしたいサービスです。しかし、条件によっては必要じゃないケースもあります。

大きく分けると3つのケースがあるので、当てはまった方は加入を控えた方が良いかもしれません。

スマホ割引の「おうち割」を適用しない

WI-FIマルチパック最大のメリットは「おうち割 光セット」と言っても良いでしょう。

ただ、ソフトバンクのスマホなどを使っていない人だと、おうち割は無関係の割引サービスとなります。その為、WI-FIマルチパックの魅力が半減してしまうため、IPv6高速ハイブリッドやセキュリティ機能に興味なければおすすめしません。

無線ルーターも持っている、自分で購入する

光BBユニットの無線ルーター機能が不要な人は、WI-FIマルチパックに加入しなくてもそこまで困ることはないでしょう。具体的な例を挙げると…

  • 自分で無線LANルーターを買う予定
  • 高性能なルーターを持っている
  • そもそもWI-FIを使わない

上記のような人の場合、ソフトバンク光の専用ルーターである光BBユニットは必要なくなります。また、光BBユニットを利用するために加入必須の「Wi-Fiマルチパック」も当然必要なくなります。既に契約してしまった人はすぐに解約しましょう。

光BBユニットをレンタルしない

Wi-Fiマルチパックは、光BBユニットをレンタルするために必要なオプションとも言えます。その為、光BBユニットのレンタルをしないという人にはあまり加入する意味がありません。契約しているだけで990円が毎月課金されてしまうので、解約することを検討してください。

WI-FIマルチパックを解約する際の注意点

WI-FIマルチパックの解約」について知っておいて方が良いことを書いておきます。

WI-FIマルチパックの解約違約金は?

前項で解説したような必要ないケースでは、WI-FIマルチパックのみ解約する必要があります。その際、光BBユニットのルーターは返却しなくても大丈夫です。

また、WI-FIマルチパックを解約した場合の”解約金”は発生するのか?結論から言えば、違約金などは一切ありません。解約金が発生するのは、ソフトバンク光を解約した場合です。但し、解約した月のオプション料金は1ヵ月分請求されます。

解約するとセット割も消滅する

WI-FIマルチパックのサービス内容を把握せず、誤って解約してしまう人が稀にいます。もし、おうち割を適用していた場合は、スマホの割引が自動的に終了してしまいます。

月額料金が上がったことに気付ければ対処できますが、毎月の請求額を細かくチェックされている方の方が少ないはず。

年間で換算すると10,000円以上も損してしまいます。そのようなミスを起こしてソフトバンクに募金しないためにも、WI-FIマルチパックを解約する時は、契約内容をしっかりと確認してから手続きするようにしてください。

光BBユニットを返却しないと18,000円請求される

光BBユニットレンタルを解約した場合、レンタルのルーターであることから当然返却が必要になります。返却しないと違約金として18,000円が発生してしまうため、解約したらまず先に返却することを忘れず行ってください。

一応、光BBユニット以外にも未返却で違約金が掛かるものがあるので、一通り紹介しておきますね。

機器違約金額修理代
光BBユニット18,000円7,143円
光BBユニット用無線LANカード8,000円
モデム用無線LANカード8,000円
ADSLモデム16,000円
地デジチューナー8,000円

レンタル機器の返却方法については以下の記事で紹介しています。

まとめ

ソフトバンク光を検討しているなら「WI-FIマルチパック」のことだけは熟知しておいた方がいいです。料金にも大きく関わるオプションですし、何より快適なインターネットを使ううえで欠かせないサービスとなります。

「WI-FIマルチパック」以外についても、ソフトバンク光のことは様々な記事をアップしています。公正中立の目線で論評しているので、申込み前の参考情報として活用してください!