Marubeni光の評判は最悪?キャッシュバック終了で魅力ゼロになったかも

Marubeni光の評判は最悪?キャッシュバック終了で魅力ゼロになったかも

「Marubeni光から電話セールスを受けたけど、本当に安く使えるの?」といった理由で、Marubeni光について調べている人も多いのではないでしょうか。

実はMarubeni光、通信速度やサービスの面でとにかく評判が悪い光回線なんです。

唯一の魅力となっていた代理店からのキャッシュバックも終了となってしまい、大きなメリットが消滅してしまいました。他にも料金が安い光回線はたくさんあるので、よっぽどの理由がなければおすすめできないのが正直なところ…。

そこで今回は、Marubeni光の悪評・デメリットを中心にまとめることにしました。メリットは調べればいくらでも見つかるので、他サイトが報じないことを知りたい方は数分だけお付き合いください。

Marubeni光(丸紅)とは?

Marubeni光は、NTT東日本・NTT西日本の回線設備を借り受けてサービスを提供する”光コラボレーション”のひとつ。回線とプロバイダを同時に契約できるため、料金が安く抑えられ、申込み状況も把握しやすいのがメリットです。

運営会社「丸紅テレコム」の概要

社 名(株)丸紅テレコム
会社HPhttps://www.mtc.co.jp
本社所在地〒135-0061
東京都江東区豊洲三丁目2-24 豊洲フォレシア
TEL.03-5144-5480(代表)
代表者奥江 一仁
従業員数90名(2017年4月1日時点)
資本金5,000万円
取引銀行みずほ銀行麹町支店
三菱東京UFJ銀行新橋支店
三井住友銀行麹町支店

Marubeni光の運営元は、総合商社丸紅のグループ会社の「丸紅テレコム」。丸紅グループ内でインターネット通信事業を行っている会社です。

丸紅テレコム自体は大企業というわけではありませんが、丸紅グループは日本が世界に誇る総合商社。名もない企業が運営する光回線サービスに比べれば、かなり信頼性は高いサービスと言って良いでしょう。

Marubeni光の料金プラン

料金プランがかなり複雑で、料金は、契約年数、居住エリア、プランで変わってきます。

  • 契約年数⇒にねん割、3ねん割、4ねん割
  • 居住エリア⇒東日本エリア、西日本
  • プラン⇒ファミリー従量制タイプE、ファミリータイプE、ファミリーギガタイプE、マンションタイプE、マンションギガタイプE など

料金の例としては、以下のような感じ。

▼「戸建タイプ」の料金の例

サービス名プラン内容月額料金
Marubeni光東日本エリア
3ねん割
ファミリーギガタイプE
4,250円
Marubeni BB3ねん割980円
合計5,230円

▼「マンションタイプ」の料金の例

サービス名プラン内容月額料金
Marubeni光東日本エリア
3ねん割
マンションギガタイプE
2,900円
Marubeni BB3ねん割980円
合計3,880円

料金としては、戸建タイプは他のプロバイダよりかなり高めで、マンションタイプは他と同じか少し高めというところですね。

初期費用や工事費用

Marubeni光の工事費は以下の通り。

工事のタイプ料金
派遣ありファミリー
屋内配線を新設する場合
19,000円
ファミリー
屋内配線を新設しない場合
9,600円
マンション
屋内配線を新設する場合
または「VDSL方式」
19,000円
マンション
屋内配線を新設しない場合
または「LAN方式」
9,600円
派遣なしファミリー2,000円
マンション2,000円

多くのプロバイダで、工事費が実質無料になるキャンペーンを実施していますが、Marubeni光は新規開通の工事費は全額自己負担です。

初期工事費無料で契約をしたいなら「ソフトバンク光auひかり」がおすすめ。ソフトバンク光では違約金負担してくれたり、au光では工事費相当分の割引を毎月適用してくれるキャンペーンがあります。

光回線を選ぶなら、毎月の利用料金ばかりを気にするのではなく、各サービスのキャンペーンも合わせて比較したいところですね。

Marubeni光の3つのデメリット

Marubeni光にも以前は、代理店からの契約で最大33,000円のキャッシュバックがあり、これが唯一にして最大のメリットとなっていました。

しかし、このキャッシュバックも2019年10月15日をもって終了となっています。

キャッシュバックがないとなると、月額料金も高めで、通信速度の評判もあまり良くないMarubeni光は「デメリットしかないな」と思われても仕方がない…。別に嫌いだからではなく、純粋にそう感じてしまいます。

Marubeni光のデメリットを簡単にまとめるとこんな感じです。

3つのデメリット

  • 料金プランがとにかく複雑
  • 料金が高い
  • 代理店のキャッシュバックが終了

料金プランがとにかく複雑

Marubeni光の料金プランがとにかく複雑です。

まず、居住エリア(東日本エリア or 西日本エリア)と契約年数で料金表が分かれます。料金表は6種類も用意されています。

さらにプランの数も最大6種類あります。ほかの光回線の場合は、戸建タイプかマンションタイプかを選べば良いというところが多い中で、これだけプランが多いのはちょっと面倒ですよね。

東日本エリア、2ねん割の料金表

 プラン最大
通信速度
マンション
タイプ
割引適用後の
料金
戸建ファミリー
従量制タイプE
100M基本 3,500円
~上限 5,200円
従量部分通信料
24円/100MB
ファミリー
タイプE
100M
200M
4,350円
ファミリー
ギガタイプE
1G4,600円
集合
住宅
マンション
タイプE
100M
200M
ミニ3,650円
プラン13,100円
プラン22,700円
マンション
ギガタイプE
1Gミニ3,850円
プラン13,250円
プラン22,850円

プランがたくさん並んでいますが、結局のところ、多くの人が最大通信速度1Gのプランを選んでいくことになるでしょう。

今時、最大通信速度100Mや200Mのプランを選ぶ人はほとんどいないはずなので、最大通信速度1Gのプランのみの提供でも良さそうなものですが…。

マンションタイプでは、同一集合住宅で見込める契約数(ミニは4以上、プラン1は8以上、プラン2は16以上)によっても料金が変わってきます。これだけ複雑だと、ネット回線の知識がある私でも混乱してしまいます。

上記の料金は光回線のみの料金です。光コラボとして回線とプロバイダをセットで契約する場合には、さらにプロバイダ料金が加算されます

プロバイダ料金

サービス名月額料金3ねん割適用後の月額料金4ねん割適用後の月額料金
MarubeniBB1,200円980円
事業者変更:750円
930円
MarubeniBB
アンバンドルコース
1,200円980円
MarubeniBB
固定IPコース
3,500円

たとえば、光回線を東日本エリア、2ねん割、マンションギガタイプE(ミニ)で契約した時の料金は、プロバイダの分も合わせると、

3,850円(光回線)+1,200円(プロバイダ)=5,050円

となります。うっかりすると光回線のみの料金で考えてしまうこともありそうなので、事前に料金をチェックする際には注意が必要ですね。

管理人

Marubeni光の料金プランはとにかく複雑で、シンプルに料金を把握したい人には本当に不向きですね。プランをしぼって、ネット回線に詳しくないユーザーにも分かりやすいプランを提示して欲しいところです…。

料金が高い

料金は、戸建タイプ・マンションタイプともに他の光回線と比べて高めです。

マンションタイプの料金が、戸建タイプに比べるとやや安めに設定されていますが、それでも「3ねん割」か「4ねん割」を適用してやっと他の光回線と同じくらいの料金になります。

一方、戸建タイプは、3ねん割、4ねん割を適用しても、他のプロバイダより料金高めです。プロバイダ料金も合わせると月額5,000円を超えてきます。

Marubeni光は、通信速度が速いわけでも、魅力的なキャンペーンがあるわけでもないので、料金が高いとなると本当にメリットが見当たりません。

代理店のキャッシュバックが終了

Marubeni光にも、少し前までは高額キャッシュバックがありました。

キャッシュバックの内容は、「株式会社ラプター」というMarubeni光販売代理店から契約すると、戸建タイプで33,000円、マンションタイプで22,000円のキャッシュバックがゲットできるというものでした。

高額キャッシュバックを売りにしている「GMOとくとくBB」などにも負けない豪華内容。このキャッシュバックがあった頃は、Marubeni光も選択肢のひとつに入れて良かったと思います。

しかし、このキャッシュバックも2019年10月15日をもって終了となっています。

管理人

キャッシュバックがなくなった今となっては「電話セールスで大幅な値引きを提示された」とかでもなければ、積極的に契約する理由は見当たらないというのが正直なところです。

キャンペーンを重視する人は、ほかも含めて要検討ですね。

Marubeni光の口コミ・評判

光回線を契約するとなると、気になるのが利用者の評判です。

Marubeni光のようなマイナーな回線を検討している場合は、すでに利用している人の口コミ・評判を吟味しながら、慎重に選んでいくのがベストです。

結論から言ってしまうと、不満や悪評が多いようです。Marubeni光の契約を検討しているなら、後々に後悔しないためにも目を通しておいた方が良いです。

通信速度がとにかく遅い

通信速度の評判は本当にひどいです。

「通信が速く快適」というような評判は皆無で、通信速度が遅いという評判ばかり…。特に、ゴールデンタイム(22時~2時ごろ)と呼ばれるインターネット利用者が多い時間帯になると、回線が混雑して最悪の模様。

もちろん、口コミの特性上、不満に感じたことが中心に投稿されているとはいえ、ちょっと評判が悪すぎに感じます。だって、ドコモ光のような知名度のあるサービスならまだしも、全く認知されてませんから。

速くて当然の光回線”でノロノロ運転されても困りますよねw

ただ、回線についてはフレッツ光と同じなので問題ないはず。となると、プロバイダである「MarubeniBB」に何かしらの問題があるとしか考えられません。

通信速度はエリアや通信環境によって変わるものですが、夜間でもネットをガンガン使いたい人は、Marubeni光以外を検討した方が良さそうです。

サポートの対応が悪い

サポートの対応についてもあまり良い評判がありません。サポートデスクへの電話も繋がりにくく、その後の対応も良くなかったという声もあります。

管理人

Marubeni光は大手のプロバイダではないため、サポートが充実しているという感じではなさそうです。あくまでも必要最低限の対応をしてくれるだけの模様…。

トラブルや疑問点があった際に早急に対応してもらうのは難しそうですね。

セールスの電話の評判がよくない

セールスの電話についての悪評もチラホラ出ています。

Marubeni光自体ではなく、代理店がこのようなセールスを行っている可能性が高いですが、このあたりの悪評もやはり気になるところです。そもそも、代理店が黙って営業するのは不可能なので、やらせている側の責任が重いですから。

解約金が高い

解約金が高いことについての不満も多く出ています。3年契約、4年契約で契約してすぐに解約すると、解約金が3万円を超えてしまうこともしばしば。

ちなみに、Marubeni光の2ねん割、3ねん割、4ねん割での解約金は、それぞれ以下の通り。

2ねん割

2年毎の更新月以外の解約の違約金は、一律9,500円

3ねん割

解約のタイミング違約金
~12ヶ月目以内36,000円
13ヶ月目~24ヶ月目以内24,000円
25ヶ月目~36ヶ月目以内12,000円
37ヶ月目(更新月)無料
38ヶ月目以降9,500円

4ねん割

解約のタイミング違約金
~12ヶ月目以内36,000円
13ヶ月目~24ヶ月目以内24,000円
25ヶ月目~36ヶ月目以内12,000円
37ヶ月目~48ヶ月目以内9,500円
49ヶ月(更新月)無料
50ヶ月目以降9,500円

解約する場合は、上記の解約金だけではなく、プロバイダの解約金もかかってきます。ウンザリするかもしれませんが、一応目だけ通しておいてくださいw

プロバイダの解約金

サービス名解約金
MarubeniBB5,000円
MarubeniBB (アンバンドルコース)5,000円
MarubeniBB(固定IPコース)最低利用月の残月の利用総額

プロバイダの解約金も合わせると4万円を超えることもあるようですね。

数年以内に引っ越しの予定があるなどで更新月以外で解約する可能性がある場合は、Marubeni光以外で契約するか、最低でも2年契約にとどめておくべきでしょう。

まとめ

Marubeni光の特徴、デメリット、口コミ・評判など解説しました。

代理店からのキャッシュバックがなくなった今、Marubeni光と契約するメリットはあまり見つかりません。その為、検討中の場合は他の光回線も含めて、あらためてどこと契約するかを考えてみることをおすすめします。

最後に、光回線サービスはあなたが想像しているより沢山あります。Marubeni光にこだわらず、料金やキャンペーンに最も魅力があるところを選ぶのがベスト。

もし、自分ひとり探すのが難しいなら、専門家(代理店)に相談することをおすすめします。以下の代理店さんは以前お世話になったところです。