UQ WiMAXは正直おすすめできない…デメリットや評判は確認必須

家でも外でもインターネットが使えるポケットWiFi「UQ WiMAX」を紹介します。

WiMAXでは最も知名度があり本家のような存在であり、ポケットWiFiをお探しの方にとって候補に挙がりやすいサービスです。しかし、結論から言ってしまうと、デメリットが多くあまりおすすめできません。

大事な比較ポイントである端末費用や月額料金が高く、キャッシュバックなども充実していません。コスパを考えると同じWiMAXでも別のプロバイダを選んだ方が得するかも。

そこでこの記事では、UQ WiMAXのメリット・デメリット、口コミや評判を紹介していきながら、UQ WiMAXがおすすめできない理由について解説していきます。

UQ WiMAXとは？基本的なサービス情報

UQ WiMAXは、UQコミュニケーションズが提供する無線通信技術「WiMAX」を利用した通信サービスです。いわゆるWiFiを使ったネット回線を提供する会社で、ポケットWiFiやホームWiFiといったサービスをラインナップしています。

余談ですが、UQコミュニケーションズをあまり知らない人のために、同社のサービスを契約している人がどれほどいるのか表にまとめておきます。

2020年の第一Q時点で、関連サービスの契約者数はなんと3,469万人！多すぎていまいち凄さを理解できないかもしれませんが、ポケットWiFi市場では圧倒的No.1の会社なのです。

それでは、本題の「UQ WiMAX」を解説していきますね。

料金プラン

UQ WiMAXでは、1ヶ月に利用できるデータ量が無制限のプランのみを用意しています。以前までは1ヶ月7GBまでというプランを用意していたのですが、2019年9月30日に新規受付が終了となりました。

UQ WiMAXの料金プランがこちら。

UQ WiMAXの月額料金は利用期間に関わらず3,880円で固定されています。

他社のネット回線だと「最初の6ヶ月だけ割引料金」といった具合になっていることが多く、使っていくうちに料金が高くなってしまいます。その点だけで言えば、UQ WiMAXは分かりやすい料金設定になっています。

契約期間は2年で初期費用として必要な端末代金は15,000円、契約事務手数料3,000円という内訳です。

利用できるモバイル端末

UQ WiMAXで選べる端末は以下の4つです。

この中での最新機種は「WX06」「W06」の2つなので、基本的にはこちらの2つから選ぶといいでしょう。ちなみに、どの端末を選んでも端末代金は同じです。

それでは「WX06」と「W06」のスペックを確認していきましょう。

「W06」は下り最大1.2Gbpsというスペックが最大の魅力。「WX06」は電波環境に応じて2.4Ghz/5Ghzという2つから最適な周波数を設定する「バンドステアリング」という機能があり、安定したWiFi通信を可能とします。

通信速度に優れた端末が欲しい方は「W06」、より広い範囲で安定した通信を行いたい人は「WX06」といった具合で選ぶといいでしょう。

UQ WiMAXのメリット4つ

まずは「UQ WiMAX」のメリットから紹介します。おすすめはしなくても決して悪いサービスではないので、そのことを理解したうえで良いところもしっかりと把握しておいてください。

15日間の無料お試しが使える

UQ WiMAXには、自社の製品を15日間無料でお試し利用できる「Try WiMAX」というサービスがあります。

WiMAXを実際に使ってみて「電波が入るかどうか」「ネットは快適に使えるか」「スマホやパソコン、ゲーム機などに繋がるか」などを確認できます。その為、本当に使えるか不安な方には利用する価値ありそうです。

どんなサービスでも利用するまでわからない部分はあり不安だと思います。UQ WiMAXでは事前にお試し利用ができるので、そういったリスクを減らすことができるでしょう。

ダメ元で契約して使えなかった場合、解約には高額な違約金が掛かってしまいます。その不安を解消してくれるこのサービスは評価すべき点です！

WiMAXを取扱う実店舗が多い

ポケットWiFiだと基本的にオンライン経由で申込み、インターネットを通じてやり取りを行うというのがメインになっています。しかし、中には対面で疑問点や不安な点を聞く方が安心できる人も多いと思います。

その点、UQ WiMAXはネットからの申し込みはもちろん、実店舗も全国に100店舗以上展開しています。なので、お年寄りでネットが不慣れの方などは重宝すること間違いなし。

通信速度に優れている

ポケットWiFiの中でも「WiMAXの通信速度」は優れていると言われています。

「みんなのネット回線速度」というサイトに記載されている各ポケットWiFiの平均速度の比較を見ても、明らかにWiMAXが優れていることが分かります。そちらのデータを引用したものが以下です。

※2020年8月27日時点

下り速度は動画の視聴やウェブ閲覧を快適に行うために重要なものですが、WiMAXは優れた通信速度を記録しています。

これだけ違うとネットの使い心地もかなり変わってくると思います。

UQ mobileとのセット割が使える

出典：UQ WiMAX公式サイト

UQ WiMAXと格安SIMのUQ mobileをセットで利用すると、毎月のスマホ料金が500円安くなるセット割が適用されます。

使い放題のUQ WiMAXと料金の安いUQ mobileをセットで使えば、通信費の節約になるうえギガ不足の心配も不要です。それに加えて、セット割でスマホ代が500円安くなるので、毎月の通信費を大幅に下げることができるでしょう。

UQ WiMAXのデメリット4つ

それでは、皆さんが気になっている「UQ WiMAXのデメリット」について解説していきます。個人的見解も多少含まれるため、その点を了承のうえ読み進めてくださいｗ

キャッシュバックや割引がなく料金が高い

UQ WiMAXには、新規入会キャンペーンでよくある「キャッシュバック」や「割引」といった特典が一切ありません。

他のWiMAXプロバイダでは、高額キャッシュバックを実施しているところも多く、特典なども踏まえて計算するとUQ WiMAXの総合的なコストはかなり高くなってしまいます。

例えば、「UQ WiMAX」「Broad WiMAX」「GMOとくとくBB WiMAX」の3つで、キャンペーンと月額料金を加味したコストを比較するとこのようになります。

このようにキャッシュバックや割引を行っている会社の方が総合的なコストは安く収まります。トータルのコスト面で比較すると、UQ WiMAXはそこまでお得とはいえません。

端末代金がかかる

UQ WiMAXでは、新規加入時に端末代金として15,000円がかかります。

一見当たり前のように見えますが、他社のWiMAXプロバイダでは端末代金を無料にするキャンペーンを行っているのがほとんどです。その為、他社との比較をするとUQ WiMAXは余分に初期費用がかかってしまうことになります。

月々の分割額は大したことないように感じるでしょうが、払うだけ無駄な費用だと認識してほしい部分。同じサービスなのに余分なお金を払うのはお布施みたいですし…

機種変更でも端末代は有料

WiMAXの端末は1〜2年に1度ぐらいのペースでモデルチェンジが行われます。当然、新しい端末の方が機能性は優れ、インターネットを利用するのに有利なことが多いです。

ただ、UQ WiMAXだと新しい機種に乗り換えようと思った際でも、端末代金の優遇はなし。全てあなたの自己負担となってしまうのです。

もちろん、他社でも機種変更時に端末代金がかかるのは一般的なのですが、Broad WiMAXのように長期利用者限定で機種変更時の端末代を無料にするキャンペーンを行うところもあります。

こういった点を考えると、UQ WiMAXはコスト面でのデメリットがかなり大きいといえるでしょう。

UQ mobileとのセット割は他のプロバイダでも使える

メリットで紹介した「UQ mobileとのセット割」。こちらの割引キャンペーンに関しては、他社のWiMAXプロバイダでも提供されており、UQ WiMAX独自の強みという訳ではありません。

もし、この割引に惹かれて申込みを検討している場合は、よりお得なWiMAXプロバイダを選んだ方がお得です。

同じスペックのWiMAXを契約するなら、総額のコストで比較するのがベスト。多く払い過ぎたお金は業種の利益になるだけなので、それが不服と感じるなら言う通りにしてくださいｗ

UQ WiMAXの口コミ・評判は？

UQ WiMAXのことを知りたいなら実際に利用しているユーザーの評判が一番参考にります。ツイッターに投稿されたリアルな口コミを紹介するので、申込み前の参考情報にしてください！

通信速度の評価は人それぞれ

自分の家の中からだと、docomoよりUQ WiMAX（au系列）のが速いっぽいな

スマホの対応バンドとかCAの関係もあるだろうけど、docomoが20Mbps程度でUQ WiMAXが50Mbps

ただし、docomoのほうが下振れが少ないけどね
WiMAXは数Mbpsまで下がる時間帯あるし

— ゆゆじゃん (@yuyujan11) April 14, 2020

本格的にポケットWi-Fiくんが調子悪いです。UQ WiMAX 2+ HUAWEI W05というやつで、ギガ放題で使ってますが、そもそも勝手に電源が落ちる頻度が3分に一回程度であり、速度制限モードではほぼ何もできません。どなたか詳しい方助けて下さい。

— ジェットコ社会人 (@yuenchicoaster) May 23, 2020

ポケットWi-Fiが速度制限に引っかかってるのが痛い#UQWIMAX

— mako (@makodiary_) August 27, 2020

UQ WiMAXの全プロバイダに言えることですが、速度に関しての評判は良悪が混在している感じでした。速くて快適な人、3日間の制限に不満な人など。

まぁ、ポケットWiFiでは評判の良いサービスではあるものの、ある程度のスピードが約束された光回線よりは劣ると思います。

他サイトでは「光回線にも劣らない」と記載していることも多々ありますが、あくまで「WiFiサービス」というのをお忘れなく。どうしても速度を求める方は以下の記事をご覧ください。

「端末代金が無料じゃない」といった不満も

UQWiMaxでホームルータ「Speed Wi-Fi HOME L02」を申し込もうとすると端末代が結構かかるのね。どうしようかな・・・

— chikako sakashita（joe）@EC運営15年 (@sen1101) August 26, 2020

ポケットWiFiでは端末代、光回線では工事費を「実質無料」にしているサービスが主流となってきました。その流れを完全に無視したかたちのUQ WiMAX。

おそらく、無理に顧客を増やさなくても、提携しているWiMAXプロバイダが増えれば収益は生まれるので、あまり頑張ってるイメージがない…と個人的に感じています。

上記でも説明した通り、端末代金なんて払うだけ無駄です。

よほどお金にゆとりがある人以外は、実質無料キャンペーンを実施しているプロバイダ選択がおすすめ。月単位で見れば大した差はありませんが、契約期間である3年間利用すると数万円は変わってくるので。

UQ WiMAXよりコストが掛からない「GMOとくとくBB」や「Broad WiMAX」でもサービスの品質は同じです。

コロナ感染で経済が不安定の中、無駄な出費はできるだけ抑えましょう！

UQ WiMAXより「GMOとくとく」を選ぶ人が多い

料金＆速度でコスパ最強(現時点)は…UQ WiMAXのギガ放題プラン…ルーターはSpeed Wi-Fi NEXT W06…クレードル&USBケーブルは不要…プロバイダはGMOとくとくBB(๑╹ω╹๑ )

— speed555 (@speed555) February 3, 2020

GMOとくとくBBのWiMAXには「キャッシュバック（約30,000円）」の新規キャンペーンがあり、さらには端末代の実質無料まである。そりぁ、得したい人たちが選ぶのは分かり切ったことですよね。

ただ、GMOを選ぶ人にも注意点があります。

私がGMOをおすすめするのは、この2つをクリアした前提での話です。どちらかひとつでも不安に感じるなら、UQ WiMAXを選んだ方が得する可能性はあります。

その点を理解したうえであなたに合ったサービスを選びましょう！

【結論】UQ WiMAXをおすすめするのは少数派

ここまでの内容から、得したい人に「UQ WiMAX」をおすすめすることはできません。

人気のあるWiMAXプロバイダと比較すると、上記のデメリットは大きな損失となってしまいます。

「違約金のリスクなくキャッシュバックなんてなくて良い！」というなら話は変わりますが、そうでなければ同様のWiMAXサービスを利用可能なプロバイダを強く推奨します。

WiMAXをはじめとした通信サービスは、住宅環境や使い方によっておすすめが変わります。

知識が乏しくて選ぶのが大変・・と感じている方は、コメントや問い合わせから気軽に相談してください。忖度なしであなたのオンリーワンを提案させていただきます。

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