NURO光回線「Cひかり」最新の評判は?気になるデメリットも

NURO光回線「Cひかり」最新の評判は?気になるデメリットも

現在、国内で提供されている”最速”のインターネット回線「NURO光」。最大2Gbps(2,000M)のスピードを発揮し、利用者からの評判はすこぶる良いです。

そんなNURO光と同じ速度で利用できる「Cひかり」をご存じでしょうか?

テレビCMやインターネットではほぼ宣伝していないので、ぶっちゃけ知名度は低いです。ただ、キャッシュバック面などを考慮した場合、本家のNURO光よりお得になるケースもあります。

そこで今回は、回線業界のダークホースになり得る「Cひかり」がどういった光回線サービスなのか?検討されている方に伝えたいデメリットを全て紹介します。

管理人
最後まで読めば「あなたに適した光回線か?」判断できると思います。少し長くなるので不必要な項目は飛ばしてください。

Cひかりとは?

Cひかりとは「Cマーケティング株式会社」が運営するインターネット光回線です。サービスを開始したのは2018年1月22日なので、比較的新しめの回線サービスと言えます。

そんなCひかりにはこんな特徴があります。

  • 下りの回線速度が最大で2Gbps
  • スマホセット割「おうち割」が適用できる

最も注目すべきポイントは回線速度が最大2Gbps。NURO光と同じ回線設備を使用しているので、全く同じスペックで利用することができる超高速回線となります。

また、忘れてはいけないのが「おうち割」です。ソフトバンクのスマホ(またはガラケー)を使っていれば500~1,000円の割引を受けられるので、適用対象なら大幅なコストカットが望めます。

それ以外にも多数のメリットがあり、魅力ある光回線なのは間違いないでしょう。

提供エリアと条件

Cひかり提供エリア

提供しているエリアについてもNURO光と同じとなりますが、光コラボやauひかりと比べると対象エリアは狭いです。

提供エリア

  • 北海道エリア:一部エリアを除く
  • 関東エリア:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 群馬県 栃木県 茨城県
  • 東海エリア:愛知県 静岡県 岐阜県 三重県
  • 関西エリア:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県
  • 関西エリア:福岡県 佐賀県

また、提供エリア内であることに加えて、インターネット回線を開通させるには条件がいくつかあります。

  • 一戸建て住宅
  • 7階建て以下の集合住宅

サービスが提供されているエリア内、かつ諸条件をクリアすればCひかりを利用できます。しかし、エリアの問題や建物の都合で利用不可の場合は、マンションならNURO光、戸建てならその他のサービスを検討しましょう。

料金プラン

Cひかりの基本料金は以下の表をご覧ください。

月額料金4,980円
契約事務手数料3,000円
工事費40,000円

※税抜の価格です

戸建ての料金としてはリーズナブルな設定で、事務手数料に関しても他と足並みを揃えた感じ。

工事費のみ若干高め?と感じてしまうかもしれませんが、Cひかり独自のキャンペーンによって”実質無料”となります。その辺についてはこの後説明します。

新規申込みで2つの特典

新規で申込みした方限定で、以下の2つの特典を受け取れます。

  • 工事費40,000円が実質無料
  • 利用開始月無料

工事費実質無料とは、一定期間契約し続けている限り、工事費分を割引で相殺してくれる特典です。30ヶ月間契約し続ければ、月々の工事費(1,333円)が全額割引されるので、あなたが負担する工事費は実質0円となります。

もうひとつの特典「利用開始月無料」は、そのままの意味です(笑)契約月は事務手数料など負担増になるものですが、Cひかりだと利用料金分は軽くなります。

利用開始月無料+事務手数料
2ヶ月目~30ヶ月4,980円

新規申込時のハードルが低くなるのは有難いですね!

管理人

他社より高めの工事費は実質無料になり、初月の利用料金もタダ。これだけお得だと裏がありそうな気もするでしょうが、何もないのでご安心くださいw

ただし、早期解約すると残った工事費は自己負担となるので、転勤が多い方などはご注意ください。

「おうち割」で携帯の利用料金割引

おうち割

おうち割とは、ソフトバンクのスマホを契約している方であれば適用可能で、スマホの利用料金から割引してくれるキャンペーンです。割引されるのはソフトバンク分であり、Cひかりの利用料金ではないので覚えておきましょう。

おうち割は契約しているプランによって割引額が変わります。

スマホ契約永年毎月1,000円割引
ガラケー契約永年毎月500円割引

契約者の家族もソフトバンクの携帯回線を契約していれば、契約しているプランによって割引が適用されます。

ただ、おうち割についはややこしい部分もあるので、直接カスタマーに問い合わせるか、以下の記事を確認してください。

回線を貸している「NURO光」とは?

Cひかりのメリット・デメリットをお伝えする前に、回線設備を借りているNURO光について紹介します。NURO光のことをあまり知らない方はぜひご確認ください。

ソニーグループが運営する光回線サービス

NURO光は、国内有数の大企業である「ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社」が運営する光回線であり、2013年から回線サービスを提供しています。

NURO光の特徴といえば最大速度が「2G(2000M)」出ること。

一般的な光回線の最大速度は1Gbps。その2倍出ていることになりますが、なぜNURO光はNTT回線の光コラボなどより高速なのか?その理由は、以下の二つの要素が組み合わさっているからです。

  • 「ダークファイバー」を採用している
  • 伝送技術「GPON」を導入している

難しい話は抜きにして、NURO回線は冗談抜きでめちゃくちゃ速いです!

実際に約2年間、自宅のインターネットでNURO光を利用していましたが、昼夜問わず300M以上は常時出てました。これほどの速度なら動画はもちろん、オンラインゲームなどもカクつくことはありません。

ダークファイバーを採用

NURO光は「ダークファイバー」という光回線を利用しています。ダークファイバーとは電気通信事業者や電力会社などが敷いた光ファイバーのうち、利用されていない余った光ファイバーのことを指します。

ダークファイバーを採用している目的は自社で回線設備の開設や運用、ネットワークシステムの構築ができるため最新の設備や技術を活かせるからです。

このダークファイバーに特殊な伝送技術を導入することで、回線速度の最大が2Gbpsになります。

特殊な伝送技術「GPON」を導入

ダークファイバーに特殊な伝送技術である「GPON」を導入することで回線速度が最大で2Gbpsになります。GPONとはデータを一定の小さなブロックに分けてやり取りをすることで伝送効率を高める特殊な技術です。

NURO光以外の他社では「GEPON」という一般的な伝送技術を使用しているため、回線の速度が最大で1Gbpsまでしか出ません。

最大回線速度伝送技術
NURO光2GbpsGPON
他社1GbpsGEPON

だったら他の光回線業者もGPONにすればいいじゃんと思われるでしょうが、すでにある機器をGPONに変更するのは開発期間や開発コストがめちゃくちゃ高額なので非常に難しいと言えます。

管理人

NURO光についてまとめると、通信速度への不満は無用といっても過言ではないサービス。

提供エリアの狭さなど制限はありますが、導入可のエリアおよび建物に住んでいるなら有力候補にすべき回線です。

Cひかりのメリット・デメリット

冒頭でもお伝えしたCひかりのメリットをはじめ、知らなきゃ損するデメリットを合わせて紹介します。どちらもしっかりと比較したうえで申込みするように!

Cひかりのメリット

おすすめポイント

  • 国内最速級の2ギガ回線
  • ソフトバンクスマホとセット割
  • 40,000円の工事費が実質無料
  • 高額キャッシュバック

国内最速級の2ギガ回線

まず、Cひかりを利用する最大のメリットは「2ギガの高速回線」でしょう。

国内で最も利用者の多いフレッツ回線(光コラボ含む)だと、個人宅で使える最大速度は1ギガです。Cひかりならその倍のスピードで利用可能なので、速度に対して不満を感じることはないと思われます。

「おうち割」でソフトバンクスマホとセット割

ソフトバンク携帯が割引になる「おうち割」も魅力のひとつ。

スマホ・携帯・iPad毎月最大1,000円割引
年間最大12,000円割引

上記はあくまで1人で適用したケース。もし、家族全員がソフトバンクのスマホやガラケーを使っていれば、その人数に応じた割引を受けることができます。契約したら2年以上は継続することが多いので、大幅なコストカットを実現できるはず。

40,000円の工事費が実質無料

一見、相場より高めの工事費を設定しているCひかりですが、契約を継続している限り運営側が全て負担してくれます。

ちなみに、表面上の料金を安く見せている光回線の多くは、この工事費を毎月請求しているケースがほとんど。あまり気にかけない部分でもあるため、手続きなしで実質無料になるのはかなり良心的と言えます。

最大50,000円のキャッシュバック

他社からの乗り換える際に発生する「解約解約金」を、最大50,000円までキャッシュバックしてくれます。

支払ったものに対するリターンなので持ち金は増えませんが、違約金がネックになり乗り換えできない人には助かるキャンペーンだと思います。また、受取り方が簡単なのも評価できるポイント!

  1. 契約後、Cひかりから申請用紙が届く
  2. 用紙に必要事項を記入、明細を添付
  3. 違約金分が口座に振り込まれる

乗り換えで違約金が掛からない場合は対象外となります。

Cひかりのデメリット

注意したいポイント

  • 提供エリアが狭い
  • 解約違約金が高め
  • 工事費が高額で乗り換えしづらい

申込み対象者が少なめ

北海道一部エリアを除く
関東東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬 ※一部エリアを除く
東海愛知・静岡・岐阜・三重 ※一部エリアを除く
関西大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良 ※一部エリアを除く
九州福岡・佐賀 ※一部エリアを除く

ご覧の通り、光コラボやauひかりと比較すると、申込みできる対象エリアがかなり限られます。サービス面でのデメリットではありませんが、そもそもの対象者が少ないのは残念なところ。

速さに憧れてすぐ契約したい気持ちは分かりますが、まずは申込み手続きをしてエリア判定から行ってください。

解約違約金が相場より高い

光回線の一般的な解約違約金は10,000円程度。その相場に対してCひかりは20,000円となっており、契約期間である2年以内に解約する人にはおすすめすることができません。

光回線の継続期間は1年ぐらい。新しいもの好きだから、飽きたらすぐ乗り換えしちゃう。
会社都合の転勤が多くて2年以内に解約することが多いかも。

上記のような場合は無駄な支出を増やす可能性が高いため、一度立ち止まって再検討されることをおすすめします。速度は劣ってしまいますが、違約金0円の光回線もいくつかあります。20,000円を大切に思うなら強行突破は控えましょうw

工事費が高額で乗り換えしづらい

こちらも解約に関係することですが、Cひかりの工事費用は40,000円と高額です。

使い続けていれば”実質無料”になるとはいえ、解約すると残債を一括請求されてしまいます。当然、解約時期が早いほど請求額は高額となるので、できれば長期的に利用される方が望ましいです。

ちなみに、Cひかりの工事費は「30ヵ月×1333円」の分割となります。2年半継続するとチャラになるため、その期間内に解約しないことを前提に申込みしましょう。

管理人

他社と比較する際はデメリットを注視してください。

それで特に問題ないようであれば、あなたにとって有益なサービスとなる確率はかなり高いはずです!

CひかりとNURO光を比較

Cひかりを検討している場合、確認しておくと良いのが「NURO光との比較」。

どちらも使っている回線は同じです。ただ、料金面やキャンペーン内容はそれぞれなので、申込みする人の利用環境によって損得が生じる可能性は十分考えられます。「あっちにすれば良かった…」と後悔する前に両社の比較をお忘れなく。

知識がない方でも理解できるように簡潔に説明するので、どのような違いがあるのかぐらいは把握しておきましょう。

基本料金の比較

CひかりNURO光
月額料金4,980円4,743円
契約事務手数料3,000円3,000円
工事費40,000円
※実質無料
40,000円
※実質無料
工事費分割回数30回30回
契約期間2年2年

月額料金・事務手数料・工事費・契約期間を比較したところ、月額料金のみNURO光が237円(年換算で2,844円)安いという結果に。その他の項目に関しては全く同じ設定でした。

もちろん、1円でも安いことに越したことはありませんが、この比較のみで決めてしまうのはNGです。というのも、この後紹介する”キャッシュバックキャンペーン”で損得が分かれるので、料金差はあまり気にしない方が良いでしょう。

管理人
Cひかりはソニーグループから設備を借りているので、料金が若干高くなるのは仕方ないのかもしれませんね。

キャンペーンの比較

CひかりNURO光
キャッシュバック最大50,000円40,000円
セット割おうち割おうち割
利用開始月無料有料

料金面で少し劣ってしまう分を、キャッシュバック額で10,000円ほど上回っています。また、利用開始月の料金でも、Cひかりは無料なのに対し、NURO光だとしっかりと徴収されます。

「237円ぐらい気にするな!」と言ったのはこの違いがあるからです。

ただし、注意しておきたいのは、Cひかりの50,000円キャッシュバックは「違約金の負担分」であり、契約者全員が受け取れるものではありません。その為、以下にあてはまるケースでは、NURO光の方がお得になることも…

  • 現在、ネット回線を使っていない
  • 乗り換え時の違約金がない

Cひかりのキャッシュバックキャンペーンは、乗り換えで違約金ありの人に効力を発揮する。と覚えておいてください。

まぁ、ネットを契約していない人は少ないでしょうし、違約金なく解約できる人もおそらく少数派だと思われます。なので、後は乗り換えの際にかかる違約金額を確認してもらい、どちらがお得か判断すると良いでしょう。

管理人

私が以前「auひかり」を解約する時、4万円ちかい違約金を請求されました。このようなケースでは圧倒的にCひかりがおすすめとなります。

逆に、少額の違約金で乗り換えられることもあるので、必ず契約前に現在利用中の契約内容を確認してください!

Cひかりの口コミや評判

説明した通り、Cひかりの提供エリア内に住んでいるなら、ぜひとも利用してもらいたい有料サービスだと思います。ただ、気になる評判がいくつかあるので、生の声と一緒に紹介していきます。

やっぱり速い!2ギガ回線は高評価

紹介するまでもありませんが、さすがNUROの最大2G回線を使っているだけあって、利用者からは「爆速になった!」との声が多数投稿されていました。

私もちょっと前までNURO光を利用していたので、あの速さは身をもって体感しています。それまでオンラインゲームやYoutubeなどでカクつきが酷かったのに、契約期間中は一度もありませんでした。

実際に使えば言っている意味を理解できるはずですw

電話や訪問による勧誘は酷評多め

管理人

勧誘方法に関する口コミは、正直評判悪いです。

しかし、その矛先は全て外部の営業会社に向けられたもの。この記事を作成する際、Cひかりのカスタマーには2度ほど電話しましたが、すごく親切・丁寧に案内してくれました。

Cひかりの口コミを確認すると、電話や訪問による勧誘に困っている人が多数いました。

本来、営業する前に社名を名乗り、悪い点も含めて説明するのが正しい勧誘方法ですが、「会社名を名乗らない」「NTT担当の~」といった、いかにもトラブルになりそうな営業手法だったようです。

良いサービスなのにこんなことで悪評が広まるのは勿体ない…。実際に勧誘しているのは代理店だと思うので、改善するように指導してもらいたいですね。

Cひかりの解約方法

Cひかりの申込みを検討されている方は、解約方法ついても確認しておくことが大切です。予想外の解約金を請求されると良い気はしないので、あらかじめチェックしておきましょう!

解約時に請求される金額

Cひかりは契約の縛りが2年間あり、更新月以外で解約した場合は違約金として20,000円請求されます。また、30ヶ月以内に解約すると工事費の残債が残ります。

解約する際は「違約金+工事費」のことを想定しておく必要があります。

その他だと、賃貸住宅に住んでいる方が引っ越しをする場合、退去時の原状回復で費用が発生することも。回線撤去工事が必要な場合は10,000円程度かかるので、Cひかりの契約とは別に覚えておきましょう。

サポートデスクに電話して解約

Cひかりを解約するには、サポートデスクに電話して解約の手続きをします。電話した後、カスタマーサポートの指示を受けながら手続きすれば解約完了となります。

サポートデスクの電話番号

ナビダイヤル0570-099-084
通常ダイヤル 03-6705-8972
受付時間10:00~18:00 ※年末年始以外

発信者の距離、携帯電話会社の料金プランなどによっても異なりますが、大抵のケースで「一般電話番号にかけた方が安い」です(ケチくさいことだけど…)。

契約開始8日以内なら違約金なし

Cひかりと契約後、8日以内であれば「初期契約解除制度」が適用できます。初期契約解除制度とは、事業者の合意なく解約時の違約金を支払わないで契約を解除できる制度です。

ただし、初期契約解除制度を適用すれば解約費は請求されませんが、契約事務手数料や工事費は支払う必要があります。もし、Cひかりを初期契約解除制度で解約した場合…

契約事務手数料3,000円
工事費(中断)25,000円
合計28,000円

上記は請求されてしまうので、よっぽどの理由がない限りはそのまま使いましょう。

管理人
この「初期契約解除制度」は、ネット系を問わずいろんなサービスで適用可能です。覚えておけばトラブル時に役立つはず!

まとめ:Cひかりはおすすめできる光回線

Cひかりについていろいろお話しましたが、以下の条件をクリアした方にはぜひおすすめしたい光回線です。

チェック項目

  • 通信速度でイラつきたくない
  • 利用中の光回線は違約金が高額
  • 2年以上継続できる
  • 初月の料金をできるだけ抑えたい

知名度だけで「NURO光」に流れてしまう人がほとんどだと思います。しかし、回線スペックは同等、かつ総支払額が安くなる可能性を秘めているサービスなので、余計な情報は無視して検討してください。

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